安い補聴器と高い補聴器は何が違う?値段による性能の違いを解説!

公開日:2023/01/15  最終更新日:2023/01/11

補聴器選びで重要なことは、自分の耳に合っていることです。難聴は人それぞれ聴こえにくい音が違うため、自分の耳に合った補聴器を見つける必要があります。しかし、補聴器は安いものから高いものまでさまざまあり、どのような違いがあるのでしょう。そこで今回は、値段による性能の違いや、自分に合った値段の補聴器の選び方を解説します。

安い補聴器と高い補聴器の違い

安い補聴器と高い補聴器の違いは、搭載されている性能が違うということです。高価な補聴器になるほど雑音を抑制する性能が高く、より人の声がクリアに聴こえます。

周囲の音環境の変化にもしっかり対応していて、閑静な住宅街からにぎやかな場所に移動しても自動で音の調節ができるので、使用者に聴こえ具合の違和感がありません。しかし、専門店で販売している補聴器は、高価なものであれば両耳で100万円以上するため予算オーバーになることもあるでしょう。

逆に、通販などで販売している安価の補聴器は、値段が手頃なため購入しやすいですが、しっかり聴こえなければ購入資金がムダになってしまいます。そのため、自分の予算内で自分の耳に合った補聴器を見つけなければなりません。

補聴器の値段別の違い

補聴器は値段別ではどのような性能の違いがあるのでしょうか。ここでは、補聴器の値段別の違いについて詳しく解説します。

通販の安価な補聴器

通販で販売されている補聴器は、5,000~5万円と幅がありますが、安いものは補聴器ではなく集音器や助聴器の可能性が高いです。補聴器と呼ばれるものは、厚生労働省から医療機器として認定されたものだけです。

安価な集音器や助聴器は大きな音量が出過ぎると、耳に負担をかけて聴力が低下する恐れがあるので注意しましょう。2~5万円台になると補聴器として認定されているものもあるので、予算をあまりかけたくない人には向いています。

専門店で片耳5~10万円の補聴器

専門店で購入する補聴器の中では、安価な部類に入ります。専門店で詳しい聴力測定をしてから、自分の耳に合わせた音量や音質で調整可能です。雑音を抑える機能も付いています。

自分の耳の形に合わせてオーダーメイドで作ってもらうこともできるので、小さくて目立たない補聴器が装着できます。対面で補聴器の取り扱いの説明を受けられますが、店舗まで足を運ばなければなりません。

専門店で片耳20~35万円の補聴器

20~35万円の価格帯になると、雑音を抑える機能やピーピー音を抑える機能の性能が格段に高まるため、安い補聴器に比べると雑音が静かです。周囲の音環境の変化も認識するため、自動で音の調節をしてくれます。

また、周辺機器を利用することでテレビやスマホの音を聴こえやすくすることが可能です。しかし、検査や調整に時間がかかることや購入費用が高いという点はデメリットといえるでしょう。

専門店で片耳50~65万円の補聴器

現在販売されている補聴器では最高級品の部類になります。音質が非常によく、周りの音環境の変化に即座に対応して、すべて自動で細かい音の調節まで可能です。この価格帯になると、中には健聴者よりもよく聴こえるようになる補聴器も販売されています。

値段が高い分、修理保証や紛失補償の期間が長いですし、アフターフォローもしっかり受けられるというメリットもあります。ただし、検査や調整に時間がかかることは覚えておく必要があるでしょう。

自分に合った値段の補聴器の選び方

補聴器の値段はピンからキリまでありますが、どの値段の補聴器が自分に合っているのでしょうか。ここでは、自分に合った値段の補聴器の選び方を解説します。

値段別に向いている人

専門店で片耳5~10万円の補聴器はシンプルな性能であるため、あまり騒がしい場所に行かない人や、自宅で家族と会話できたりテレビの音が聴き取れたりすれば充分だという人に向いているでしょう。

片耳20~35万円の補聴器は、一般的な機能を標準装備している補聴器で、初めて補聴器を使う人や、にぎやかな場所で人と会話する機会がある人、仕事や友達との交流など活動が活発な人向きです。

片耳50~65万円の補聴器は、最新の機能を搭載した最高級品のため、より音質にこだわりがある人や、補聴器の操作はすべて自動にしたい人、高性能な補聴器が必要な人に向いています。

購入前にレンタルする

どの補聴器が自分に合っているか知るためには、実際に使ってみることでしょう。専門店の中には、補聴器のレンタルサービスを実施している店舗があるので、普段の生活をしながら使ってみることがおすすめです。

レンタルサービスは店舗によって異なりますが、1週間~1か月レンタルできることが多いです。料金は無料の店舗もあれば有料の店舗もあります。補聴器は決して安いものではないため、購入してから失敗しないように性能を把握しておきましょう。

まとめ

安い補聴器と高い補聴器の違いは、搭載されている性能が違うということです。通販の安価な補聴器は実際には集音器や助聴器であることが多く、音量が大きすぎると聴力が低下するかもしれません。

専門店で片耳5~10万円の補聴器は専門店では安価な部類に入り、あまり騒がしい場所に行かない人などに向いています。20~35万円の補聴器は雑音が静かで、初めて補聴器を使う人など向きです。50~65万円の補聴器は最高級品で、より音質にこだわりがある人などに向いています。

また、自分に合っている補聴器を見つけるためにはレンタルサービスを利用するとよいでしょう。

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