ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)とは?耳の健康を守るためにできること

公開日:2023/09/15  最終更新日:2023/07/04

イヤホン難聴

ヘッドホンやイヤホンを使用して、音楽を日常生活で楽しんでいる人が多くいます。しかし、正しく機器を使用しないと難聴になってしまうリスクがあります。難聴になると、二度と聴力が回復しないので、日常生活を満足に送れなくなってしまうリスクがあります。今回の記事で、自分でもできる予防法を知っておきましょう。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)の特徴

若者を中心にスマートフォンで音楽を楽しむようになっています。ヘッドホン難聴のリスクが高まっているといえるでしょう。

近年問題視されている

大きな音量で長時間、ヘッドホンやイヤホンを使用して音楽を聴いていると、音を伝達する細胞が徐々に壊れてしまい、難聴になってしまいます。近年問題視されている理由は、スマートフォンなどによるリスクがあるからです。

10~30代の患者が増加している

日常生活でヘッドホンやイヤホンを使用して音楽を楽しむ10~30代の若者が増加しています。好きな音楽を好きなだけ楽しみたいと考えていると、音量を上げてしまうことも珍しくないでしょう。また、長時間ヘッドホンを使用しているケースもよく見られる光景です。

しかし、このような行為が習慣化すると、徐々に聴力が失われてしまう可能性があるので気を付けなければいけません。特に、子どもは予防法などを知らないので、保護者や学校によるサポートが必要でしょう。

聴力は回復しない

音響性聴器障害といわれているヘッドホン難聴ですが、聴力が回復しないという特徴があります。症状が出現した頃には、手遅れになってしまう可能性があります。数年かけて徐々に進行していくので、ヘッドホン難聴にならないように予防することが大切です。

サインを見逃さない

耳鳴りや耳が詰まったような感じがしたときは注意しましょう。耳鳴りは、キーンという高い音やブーンという低い音が聞こえる症状です。静かな室内にいても聞こえてくるので、不快な思いをしてしまいます。耳鳴りが一時的なものであれば問題ありませんが、ヘッドホンを外しても長時間耳鳴りがしているときは注意が必要です。

耳が詰まったような感じがするときも注意しましょう。標高の高い山に登ったときや、飛行機のなかで過ごしているときに、耳が詰まるような感じがしますが、ヘッドホン難聴のサインも同様の症状が出現します。両耳同時に発生するときと、片耳だけ発生するときがあります。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)になったときの対処法と改善策

自分はリスクが高くなっていないか確認しましょう。そのままの状態を放置していると、知らず知らずのうちに症状が進行してしまいます。

確立された治療法は無い

難聴になると、ステロイドやビタミン剤などが処方されるケースがほとんどですが、確立された治療法はありません。また、症状が出てから対処するので、対処が上手くいかないこともあります。症状が出現した人は、ヘッドホンの使用方法を見直すことにも取り組んでみましょう。

音圧×使用時間でリスクが高まる

成人であれば、80dBの音量で1週間に40時間以上、子どもであれば、75dBの音量で1週間に40時間以上ヘッドホンを使用していると、難聴になるリスクが高まるといわれています。音圧と使用時間の積でリスクが高まるので、該当する人は、音圧を低下する、使用時間を短くするなどの対策を講じましょう。

補聴器が必要になることも

医師と相談した結果、日常生活を送るときや、コミュニケーションを交わすときに不便を感じてしまうときは、補聴器が必要になることもあります。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)を予防するための方法

耳に負担をかけない生活を心がけましょう。一度ダメージを負ってしまうと、聴力は回復しません。

音量を上げ過ぎない

65dB程度であれば問題ないといわれています。ヘッドホンで音楽を聴いていても、周りの人の会話が聞こえる程度の音量にしましょう。

耳を休める

1時間に1回程度の休憩を設けましょう。10分程度は耳を休ませるようにします。スマートフォンに使用時間が記録されているので、使用時間が長くなりすぎていないか、自分でも振り返りが可能です。

ノイズキャンセリング機能を使用する

周囲の雑音を取り除くことで、ヘッドホンから流れてくる音楽や会話などを楽しめるようになっています。人ごみのなかにいると、音楽や会話が聞き取れなくてボリュームを上げてしまいがちです。耳に負担をかけてしまうので、ノイズキャンセリング機能を使用しましょう。

また、静かな室内でヘッドホンを使用する人であれば、こちらの機能が備わっていなくても問題ないかもしれませんが、会話が聞こえる場所や騒がしい場所で、ヘッドホンを使用する機会が多い人は、ノイズキャンセリング機能が備わっているか購入前に確認しましょう。

まとめ

難聴になるリスクを知っていても、そこまで重大に物事を捉えていない人もいるでしょう。聴力は回復しないので、後悔してから行動を起こしても手遅れになります。そのため、耳鳴りや耳が詰まったような感じがしたときは、ヘッドホンを使用するのをいったん停止して、耳を休ませましょう。必要に応じて病院を受診してください。日常生活でも予防を心がけましょう。

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