補聴器を買うのに補助金が利用できる?受給の条件や資格をチェック!
補聴器が必要になった場合に補助金が利用できるのはご存知ですか?補聴器は思いのほか高額なもの。しかし、補聴器が必要な方にとっては、必要不可欠なものです。そんな大切な補聴器の購入には、補助金を上手に利用しましょう。こちらでは、補助金を受給できる条件をご紹介していきます。
【福岡県】おすすめ補聴器専門店の一覧表まとめ
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会社名 | 池田補聴器株式会社 | ヨネザワメガネ | 九州リオン(リオネットセンタ) |
特徴 | 50年の経験を活かした、きこえのトータルサポートを提供。来店できない方向けに訪問サービスも実施している。 | 九州各地域および山口県で160以上の店舗を展開。眼鏡やコンタクトレンズ、補聴器、福祉機器などを販売する視聴覚の専門店。 | 顧客の聴こえに関する状態を詳細に測定。個々の補聴器を綿密に調整し、満足のいく補聴器を提供する。 |
公式サイト |
補聴器の補助金とは
補聴器は、病気や年齢などで、聴力が落ちてきた方、生まれつき聴力が弱い方が使用するもの。価格帯は、メーカーやタイプ、性能によって異なってきますが、約3万円~60万円とさまざまです。補聴器の種類としては、耳かけ型や耳あな型、ポケット型や眼鏡型などがあります。
形状の種類によっても価格が異なるのです。決して安いとはいえない価格帯の補聴器なので補助金があるのはとても助かるでしょう。とくに高度難聴の場合、身体障害と判断されると、国からの購入補助を受けることができます。
国からの制度として、補装具費支給制度というものがあり、これは補聴器や補装具を購入するときの費用が一部支給される制度です。そのほかに補助する制度もあり、自治体によって異なっています。福岡県では、身体障害者対象者だけではなく、障害者手帳の交付対象とならない軽度、中等度の難聴児の補聴器購入費用の一部助成も行っているのが特徴です。
高度難聴の判断や重度難聴の判断は、医師の診断や検査を受ける必要があります。受診は面倒だと思う方もいるかもしれませんが、補助を受ける上で必要なことなので、必ず受けるようにしましょう。
補聴器の補助金を受給するための条件や資格
補聴器の補助金を受給するためには、医師の診断と条件があります。身体障害者障害程度等級の2級、3級、4級、6級であることが、補助金を受けるのに必要な条件です。
2級では両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上の場合、3級では両耳の聴力レベルが90デシベル以上の場合、4級では両耳の聴力レベルが80デシベル以上の場合、または両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50パーセント以下の場合になります。
また、等級の6級では両耳の聴力レベルが70デシベル以上の場合か、一側耳の聴力レベルが90デシベル以上、ほか側耳の聴力レベルが50デシベル以上です。指定医の元、検査を行い、確かな判断を行ってもらいましょう。
福岡県が独自に助成金を行っている、軽度・中等度難聴児補聴器の購入費の助成制度についての条件は、福岡県に住所があること、18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間であること、両耳とも聴力レベルが30デシベル以上で、身体障害者手帳の交付の対象となっていない必要があります。
また、医師が補聴器の装用により、言語の取得に効果が期待できると判断された場合が対象です。市町村によって異なる条件や内容もあるため、助成金を活用したい場合には問い合わせをするとよいでしょう。
補聴器の補助金を受給するための手続き
補聴器の補助金を受給するためには、手続きをする必要があります。補聴器を購入したからといって、自動で助成金が使用されるわけではないので、必ず手続きを行いましょう。
身体障害者手帳の取得
まず必要になってくるのが、身体障害者手帳です。その取得の手続きを行う必要があります。まずは、自分の住んでいる市区町村の役所の窓口に相談しましょう。役所での相談は、福祉課などが対応してくれます。その後、指定病院の耳鼻咽喉科での診察。この場合も、必ず指定病院での検査を受ける必要があります。
指定されていない病院での場合、手帳の交付ができないので、注意しましょう。次に、診断結果を役所の窓口に提出します。提出時は、身体障害者手帳の交付申請を一緒に行いましょう。そして、障害の程度に応じた等級の身体障害者手帳が交付されます。書類提出から発行までは、約1か月かかるでしょう。
補聴器の助成金の申請
役所に、補聴器の助成金を申請する場合には、申請書・判断医からの意見書・補聴器の見積書が必要になります。補聴器の見積書は、障害者総合支援法取扱を行っている販売店での見積もりが必要です。そして、判定の結果、許可が下りると補装具費支給券が支給されます。
その後、障害者総合支援法取扱の補聴器販売店に持参し、補聴器を受け取りましょう。補装具費支給券が発行されるのは、書類提出から約2~4週間です。市町村によって、申請方法が異なる場合があるので、申請前に窓口に相談するか、ホームページなどでしっかりと確認しましょう。
まとめ
補聴器の購入には、助成金や補助を受けることができます。指定病院での、診断が必要になりますが、高額とされている補聴器の購入に助成金を使用できるので、購入を検討している方は、積極的に活用しましょう。また、助成金という制度があるということを知らない方も多いので、自身だけではなく家族が必要になった場合も対象かどうか確認して有効に活用するとよいでしょう。発行や手続きには、必要書類をそろえる必要や発行までの期間が必要になるので注意が必要です。国や市町村の制度を上手に活用し、自身の負担を軽減させましょう。