それって難聴のサインかも?補聴器購入を考えるべきタイミングについて

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/01/25

耳が聞こえにくいと実感するのは、どういうときでしょうか?人との会話が聞こえづらくなったときでしょうか?テレビの声が聞こえにくくなったときでしょうか?難聴はコミュニケーションの不自由さだけではなく、生活面でも不自由に感じてしまいます。そんな難聴の救世主でもある補聴器。今回は、難聴と補聴器購入について見ていきます。

こんな症状があると難聴のサインかも

難聴に気づくポイントは、人によって異なります。自分自身で人の声や音が聞こえにくいと感じる場合や、家族が異変に気付く場合など、さまざまです。

自分で気が付く場合としては、昔よりテレビの音量が大きくないと聞こえづらいと気付く場合や、人との会話で声が聞こえづらいなどです。電話の声が聞こえにくいなどと実感する場合、電子レンジや洗濯機など、お知らせ音が聞こえない場合に耳の異常を疑います。

また、家族が気づく場合として、呼びかけに反応しないことがあるといったことや、聞き返しが多いと感じた場合、わかったと返事をしたのにわかっていないことがある、人との集まりに行かなくなった場合に、異変を感じることが多いようです。

難聴は徐々に進行することが多く、本人も気が付いていない場合も多々あります。コミュニケーションがうまくいかなくなるだけではなく、日常生活にも不自由が出てきてしまうことや、精神的にも不安になってしまうといったことにつながってしまいます。

耳が聞こえにくいと感じた場合や、家族が難聴かもしれないと感じた場合には、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

難聴を放置するリスク

難聴でも問題なく生活できるのであればそのままでもいいのではないか、と思う方もいるかもしれませんが、実は難聴を放置することでさまざまな弊害がでてきます。

どのような弊害が出てきてしまうかというと、難聴を放置することで認知症の発症リスクが高まります。一見、難聴と認知症は関係ないと思うかもしれませんが、難聴があると身体のバランスも崩れ、認知症の発症リスクが高まるのです。難聴を予防することで、認知症の予防にもつながります。

また、難聴を放置することで、問題になってくるのが、危機を探知する能力の低下です。交通事故を起こしたり、交通事故にあったりと危険に対するリスクが高まります。これは、難聴によって周囲の音が聞こえにくくなるからです。

車のクラクションの音や、車が通る音、踏切の音など、危険を予知する音が妨げられてしまうことで、事故にあってしまう可能性が高くなります。交通事故で被害者になるだけではなく、難聴があることで加害者にもなり得るというリスクがあるのです。外出する際はとくに、補聴器の重要性が高まります。

そのほかに、難聴があると転倒のリスクも高まります。平衡感覚を保つためにも補聴器の装用がおすすめなのです。予期せぬ転倒は、今後の生活の質にもかかわってきます。

転倒により骨折した場合、箇所によっては歩行が困難になってしまう場合もあります。今後の生活を安心して過ごすことができるようにするのも補聴器の役割なのです。

補聴器の購入を考えるべき年齢

では、実際に、どのくらの年齢になると、補聴器の購入を考え始めるのでしょうか。購入を検討する年齢についても見ていきます。

年齢としては、65歳以上が補聴器を検討するタイミングになります。65歳というとまだ早いのではないか、と思われる方も多いかもしれません。しかし、気づいていないうちに難聴が進んでいることもあるので、65歳を過ぎたら一度検査をしてみるのもいいかもしれません。

補聴器を装着する基準は40デシベル以上といわれています。40デシベル以上では、一対一の会話では問題ない場合も多く、複数人での会話や、騒がしい環境の中での会話で支障が出てきます。また、遠方からの呼びかけに気づかないといった程度になります。

難聴軽度の場合は気づかない人もいて、支障が少ないので、放置してしまう方も多く、補聴器購入まで考えない場合も多いです。しかし、早期装着は、認知症を予防するという意味でも大切になってきますので、気づいたら耳鼻咽喉科で受診をすることが賢明といえます。

補聴器を早期装着するメリット

補聴器の早期装着には、さまざまなメリットがあります。早めに装着することで、操作や取扱いにも慣れやすいというメリットがあります。補聴器は基本的に小型なため、操作など指先で行うことが多くなっています。指先は年々動かしにくくなることが多いので、早めのうちから慣れておくことが必要になります。

また、先延ばしにすることで、難聴のリスクも高まってしまいます。聞こえにくいと感じたときや、家族が難聴に気づいたら早めに補聴器の購入を検討しましょう。

まとめ

難聴は、加齢とともに誰でも起こりうる症状です。難聴が進行してしまうと、思わぬケガや事故になりかねません。補聴器の早期装着は抵抗がある方も多くいますが、早期装着によるメリットや防ぐことができる事故もあります。

自分は大丈夫と思わず、以前と違うな、聞こえづらいなと感じたら、早めの受診をしましょう。また、家族間でも指摘はなかなかしづらいものがありますが、早期装着のメリットを考え、受診を積極的に行いましょう。

補聴器の活用で、生活の質も上がります。円滑なコミュニケーションと日常生活を送るために、補聴器購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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