補聴器相談医とはどんな人?補聴器を購入する前に受診すべき理由

公開日:2023/05/15  最終更新日:2023/04/06

補聴器相談医

耳が聞こえづらくなると補聴器の購入を検討する方は多いでしょう。しかし、補聴器を購入する前に補聴器相談医の診断を受けることがおすすめです。補聴器相談医に相談することで、補聴器が必要なのかわかるため、補聴器購入前に相談するとよいでしょう。そこで今回は、補聴器相談医について、補聴器を購入する前に受診すべき理由を解説します。

補聴器相談医とは

補聴器相談医はあまり耳慣れない言葉ですが、どのようなことをする人なのでしょうか。ここでは、補聴器相談医について解説します。

補聴器相談医の仕事

補聴器相談医とは、耳の聞こえづらい人が適切に補聴器を利用できるように指導する医師のことです。日本耳鼻咽喉科学会では、補聴器相談医を委嘱しています。

補聴器相談医は、耳の聞こえづらい人のそれぞれの症状に合わせ、機能や価格を踏まえた上で最適な補聴器を使用するようにサポートしてくれるので、初めて補聴器を使用する場合でも安心です。

また、補聴器相談医は補聴器の相談だけでなく、聴力が低下している人に対して聴力検査を行い、耳の状態を診察します。それにより、難聴の種類を診断して治療可能な難聴を治療することも仕事のひとつです。

補聴器相談医に相談するメリット

補聴器相談医に相談するメリットには、補聴器の適切なアドバイスを受けられることがあります。一般的な耳鼻科では、治療困難な難聴の場合は補聴器の利用を推奨するだけのことが多いです。しかし、補聴器相談医は通常の耳鼻科の診察に加え、補聴器の相談もできるので、自分に合った補聴器が見つかります。

また、補聴器相談医と販売店が連携しているので、補聴器を購入する際のサポートを行っています。そのほかにも、補聴器の医療費控除は補聴器相談医に診察してもらわなければ申請できません。そのため、医療費控除を検討している場合は、必ず補聴器相談医に診察してもらいましょう。

耳鼻科医の中の補聴器専門医

補聴器相談医は、耳鼻咽喉科の医師すべてが補聴器相談医というわけではありません。

補聴器相談医の資格を取得するためには「日本耳鼻咽喉学会認定耳鼻咽喉科専門医であること」「補聴器に関する診療と相談に積極的に参加する意思があること」「補聴器適合判定医師研修会受講者または地方部会が行う日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医委嘱のための研修会受講者の経歴があること」の3つの条件を満たす必要があります。

資格取得後も、6年ごとに決められた講習を受けて資格を更新しなければなりません。

補聴器を購入する前に耳鼻咽喉科医を受診

聞こえにくいと感じたら、まずは耳鼻咽喉科医を受診しましょう。ここでは、補聴器を購入する前に耳鼻咽喉科を受診した方がいい理由を解説します。

補聴器を購入する前に耳鼻咽喉科を受診した方がいい理由

耳鼻咽喉科を受診する前に補聴器を購入してしまうと、本来は治療できる難聴であるため、補聴器を購入する必要がなかったというケースがあります。

そのほかにも、診察していないため自分に適した補聴器でなかったり、知識や技術が不足している補聴器販売店から購入したがために、のちのちトラブルになったりということも発生するので気を付けなければなりません。

そのため、自分に最適な補聴器を使用するには耳鼻咽喉科を受診し、専門的な知識やスキルを持った補聴器技能者が在籍している補聴器販売店で購入することがおすすめです。

補聴器を使用するまでの流れ

まずは、耳鼻咽喉科に行き補聴器が必要か診断してもらいましょう。補聴器が必要であった場合は、補聴器販売店に相談し、自分に合った補聴器を見つけるためにヒアリングや、聞こえやすいようにフィッティングしてもらい購入します。購入した補聴器を実際に使用して、調整と使用トレーニングをしながら自分に合った補聴器になります。

聞こえづらい音域がある場合は、補聴器販売店で再度調整してもらいましょう。

また、補聴器は永久的に使い続けられるわけではないため、定期的にアフターケアを受ける必要があります。耳垢や汚れにより聞こえづらくなることもありますが、アフターケアを受けていれば問題ありません。それ以外に、聞こえ方が今までと違う場合は耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

補聴器相談医はどこに行けば会える?

補聴器相談医は資格を取得している耳鼻咽喉科の医師であるため、耳鼻咽喉科に行けば必ず会えるというわけではありません。耳が聞こえづらいため補聴器が必要か診断してほしい場合は「一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会」のホームページに補聴器相談医の所在が紹介されています。

都道府県別に分けられた一覧から、補聴器相談医が在籍している病院を調べられるので、診断してほしい方は調べてみてはいかがでしょうか。

まとめ

補聴器相談医とは、耳の聞こえづらい人が適切に補聴器を利用できるように指導する医師のことです。相談すると補聴器の適切なアドバイスを受けられたり、医療費控除の申請ができたりというメリットがあります。補聴器相談医は、耳鼻咽喉科の医師で資格を取得している者のみがなれます。補聴器を購入する前に耳鼻咽喉科を受診した方がいい理由は、補聴器が必要なかったり自分に適した補聴器でなかったりすることを防げるからです。補聴器相談医に診断してほしい場合は「一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会」のホームページから所在を調べられます。

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