補聴器の調整って何?通販では無理だから購入しないほうがよい?
補聴器の調整という言葉を聞いたことがありますか?音が聞こえにくくなり、補聴器を購入するも、購入さえすればいいというものではありません。購入後の補聴器は調整が必要になってきます。では、どうして補聴器の調整が必要なのか、通販での購入、専門店での購入を含め、補聴器の調整について見ていきましょう。
補聴器の調整とは
補聴器の購入を検討する場合に、どこで購入しようと検討しますか?補聴器の専門店でしょうか?通販でしょうか?どこで購入しても、補聴器の購入後は調整が必要になってきます。補聴器の調整は、聞こえをよくするためにも重要な役割をもっています。
せっかく補聴器を購入したのに、音が聞こえなかったら意味がありません。調整の不備で不快な音がしている補聴器なんて使用する気にもなれません。難聴者によって、聞こえやすい音、疲労の少ない音は違います。難聴を進行させないためにも、難聴者本人の聴力に合わせた調整が必要なのです。
また、聴力は時間の経過とともに変化します。そんな変化にもついていけるように、定期的な聴力の調節は大切なのです。調節することで、耳に入る音がクリアになり、より聞こえがよくなります。生活の質を以前のように維持するためにも、補聴器の調整は大切です。病気の進行や、事故や転倒を防ぐ意味でも、自分に合った補聴器を使用しましょう。
通販で購入した補聴器は調整できない?
TV通販やインターネットが発達した現代、通販での補聴器購入を考える方も多くいます。通販での補聴器購入は、補聴器専門店で購入する場合より、安く購入できるといったメリットや、購入できる店舗が周囲にない場合にとても便利です。
しかし実際は、購入後の調整ができないため、あまりおすすめできない購入方法になっています。本来、補聴器の購入は、調整技術のある店舗で、さらに購入後のアフターケアが万全な店舗がよりおすすめになっています。年々変化する聴力に対応できるように定期的に調整を行うことが必要だからです。
補聴器の種類によっては、通販で購入後店舗に持ち込みをし、調整を行ってくれるところもあります。しかし、対応可能な補聴器の種類が決まっていることや、対応してくれる店舗があるのかという問題が生じます。補聴器の持ち込みができる店舗があったとしても、保証がきかないなどの問題もあり、なかなか難しいのが現状です。
専門店の場合は調整がサービスでついてくるといった店舗もあり、それと比べると持ち込みでの調整は費用が発生してしまいます。通販で安く購入できたからといって、トータルの費用が安くすむかというと、そうではないことがあると考えておきましょう。
保証や、調整の面も考えると、補聴器専門店で購入する方が賢明です。また、補聴器は種類も多く、通販で購入する場合は、自分にどのような補聴器が合っているかという判断も難しくなっています。専門店はその点も相談できるので安心です。
補聴器を購入するなら認定補聴器専門店がおすすめ
補聴器の調整はとても重要な役割をもっています。調整は、補聴器を購入後、3~10回を目安に行われています。聴力は人によってさまざまです。視力と同じように個々での診断、調節が必要なのです。また、人によって聞こえにくい音や、不快に感じる音が違います。そういった意味でも調整は必ず必要です。
また、調整の前に、購入する時点でも技術・知識のある認定補聴器専門店で購入するのがおすすめです。調整だけではなく、使用目的でも、購入する機種選びが変わってきます。家で使用するのか、仕事中に使用するのか、友達との会話を重視して使用するのか、目的と場所も調整には必要です。
また、補聴器の使用が初めてなのか、経験者によっても変わってくるので、専門店で相談しましょう。認定補聴器専門店では、徹底して聞こえ具合をよくしてくれるので、補聴器購入後も安心、快適にして生活できます。
専門店を選ぶ際には、継続的にお店に通うことができるかも考えてお店を選ぶ必要があります。系列店舗がある場合はいいですが、遠方で購入してしまうと、調整をしに行くことが億劫になってしまいます。
また、補聴器は、調整だけではなく、定期点検や故障などが発生した場合に修理が必要になります。通いやすい場所と、補聴器専門店で探してみるとよいでしょう。
また、お店によっては、訪問サービスを行っているところもあります。来店ができないのでれば、訪問サービスがある店舗を選択しましょう。また、調整が無償か有償かも確認することで、より自分に合ったお店を探すことができます。
まとめ
補聴器の購入を検討する場合は、調節も含め検討することが大切です。補聴器と調節は切っても切れないものです。聴力に合わせた快適な音で生活できるよう、認定補聴器専門店で、購入しましょう。
また、定期的な調整と検査を行い、難聴の進行を防ぐことが大切です。店舗を探す際は、通いやすさにも注目しましょう。また、補聴器は、高額だからといって安価なものを選ばず、用途に合い調整を行うことができるものを購入しましょう。自分に合った補聴器をつけ、快適な生活を送りましょう。