補聴器の正しい使い方とは?長く使い続けるためのポイントをご紹介!
補聴器の正しい使い方を知っていますか?正しく装着できていないと耳が痛くなったり聞こえ方が悪かったりして使いにくいと感じてしまうかもしれません。また補聴器は値段が高いのですぐに買い直せるものでもありません。今回は補聴器を正しく利用することで、長く快適に使うポイントについてご紹介します。
補聴器の電源の入れ方
補聴器の電源の入れ方について解説します。
電池式のもの
補聴器は一般的に、起動したときに分かりやすいようメロディが流れます。メロディが流れたか流れないかで起動できたかを判断しましょう。
電池式の補聴器は、電池の蓋を開け閉めすることで電源のオンオフできるものが多くなっています。補聴器を使いたいときは電池を本体に入れて電池入れ部分の蓋をしっかり閉めましょう。メロディが流れたら起動完了です。補聴器の電源をオフにしておきたいときは電池の蓋を開けておきましょう。
充電式のもの
充電式のものは電池のケースに出し入れすると電源が切り替わるものが多くなっています。補聴器を使いたい場合は、充電ケースより取り出せば自動的に電源がオンになり使用できます。
電源をオフにしたい場合は充電ケースの奥に補聴器本体を入れておきましょう。充電ケースに入れると電源がオフになり、充電が開始されます。
充電タイプは充電を忘れると出先で使えなくなってしまう可能性があるので補聴器を適当な場所に置きっぱなしにせず、すぐに充電することをおすすめします。忘れっぽい人は電池式の補聴器の方が使いやすいかもしれません。使い勝手のよい方を選びましょう。
また補聴器はスイッチを長押しすることで電源をオンオフできる機種が多くなっています。しかしプログラムの変更や切り替えも同じボタンで行うことが多いため、年配の人だと操作が分からなくなってしまう場合があります。使いやすい方法で電源のオンオフを行いましょう。
補聴器の正しい装着方法
補聴器の正しい装着方法について解説します。
耳かけ型
耳かけ型の補聴器は軽く差し込むだけでは抜けてしまうことがあるため、奥までいれるようにしましょう。耳栓部分を顔の方向に押すと耳の穴の奥まで入り補聴器が抜けにくくなりますよ。補聴器を落としてしまうと故障や紛失の原因になります。しっかり装着するようにしましょう。
耳あな型
耳あな型は自分の耳の形に合わせた形状につくられていますが、差し込みが甘いと落ちてしまいます。耳かけ型よりも小さいので、落としてしまうと紛失してしまうかもしれません。小さな補聴器ほど高価なものが多いので、紛失しないようきちんと装着するようにしましょう。
耳の穴に補聴器をしっかり入れ、補聴器の面を後ろの方から指でひっかけるようにして鼻のある方向に押し込むとフィットしやすいです。補聴器をつけたてのときなどはしっかり装着できるか練習するとよいでしょう。きちんとフィットさせることでハウリングが起こりにくくなりますよ。
ポケット型
ポケット型の商品は本体をポケットに入れイヤホンをつけるため、イヤホンをしっかり耳に入れるようにしましょう。コードとイヤホンがあるので、たくさん動くとイヤホンが抜けやすいです。
またポケットに補聴器本体を入れておくので、ふとした瞬間にかがむと補聴器が落下してしまうかもしれません。ボタンのついたポケットに入れる、補聴器用のショルダーバッグを身につけるといった工夫をすることで利用しやすくなるでしょう。
補聴器を長く使い続けるポイント
補聴器を長く使い続けるポイントについて解説します。
自分で普段から手入れする
補聴器は小さな本体にさまざまな機能が詰め込まれた精密機械です。水や湿気をそのままにしないで使用後は乾燥ケースに入れておくとよいでしょう。充電式の商品はケースと乾燥器が一体化したものもあるので忘れっぽい人は一体化したものがおすすめです。
また耳垢が本体についていると音がきちんと伝わらなくなってしまいます。専用の掃除キット、乾いた布などで掃除してきれいな状態を保ちましょう。
店舗でフィッティングする
補聴器を使い続けていると、年齢を重ねるとともに低下した聴力と補聴器にズレが生じてしまいます。故障しないからといって使い続けていると今の聴力と補聴器の聞こえのズレが発生したまま使い続けることになってしまうかもしれません。
補聴器の効果を最大限発揮するためには、正しく調整した補聴器を利用することが大切です。購入した店舗で2、3か月に一度フィッティングすることをおすすめします。店舗に持って行けばフィッティングに加えて、故障していないか、汚れがたまっていないかのチェックもでき、自分の聴力の変化のチェックにもなりますよ。
まとめ
補聴器は精密機械ですが、毎日のように使うのでついつい適当に扱いがちです。適当に扱うと故障しやすくなったり落として紛失してしまったりする可能性が高くなってしまいます。補聴器は安いものではないので正しく装着し、普段からしっかり手入れして大事に使いましょう。
また定期的に店舗でフィッティングすることで、快適に使い続けることができます。フィッティングをすることで自分の耳の聞こえ方が変化しているかのチェックにもなるので、定期的に補聴器専門店でフィッティングすることをおすすめします。