子どもの補聴器を選ぶポイント!適切な機能やフィッテイングの重要性

公開日:2023/11/15  

子ども

子どもの脳の聴覚野を育てるためには、補聴器を早い段階で使用するとよいことがわかっています。また、補聴器を選ぶ際に、子どもの年齢や難聴の種類によっても選び方が変わってきます。初めて補聴器を選ぶのであれば機能やフィッテイングの重要性のポイントをおさえておきましょう。

子どもの補聴器を選ぶ際に重視すべきこととは

子どもが補聴器を利用するさいは、音の区別ができるようにしなければなりません。なぜなら、幼児期の子どもに音楽が与える影響はとても大きいからです。例えば、音楽によってコミュニケーション能力を高めたり、感情表現を高めたり、また、幼児期の子どもに音楽を聴かせることは、運動能力を高めることがわかっています。

ですから、将来的な発育のために補聴器は必要といえるのです。では、どのような補聴器を選べばいいのでしょうか。子どもがつける補聴器を選ぶさいのポイントをご紹介いたします。

フィッティングそしてシンプルな機能

子どもの難聴がわかった段階で、可能な限り早く補聴器をつけることが望ましいことはわかりました。また、日々成長する子どもだからこそフィッテイングがされた補聴器を装着しなければなりません。可能な限り正しく装着できなければいけません。また、小さなお子さんが補聴器をつけるのであればシンプルかつ、使いやすい補聴器を選ぶことがポイントです。

一日中快適そして安全で安心

お子さんが補聴器をつけるのであれば、快適であり、そして、一日中安心して生活ができなければなりません。お子さんが補聴器をいたずらしたり、電池を使用している場合には取り出してしまったり、また、誤飲する危険性もあります。

ですから、いたずら防止のイヤフックタイプや取り出して飲む込むことのない内蔵型のリチウムイオン充電式電池を使用しているなど安全で安心できる補聴器を探すことがポイントです。

子どもの聴力補助機器選びの鍵は適切なフィッテイング!

まず、補聴器選びをする前に正確な聴力検査をしなければなりません。聴力とは、一般的に音や言葉を聞き取る能力のことをいいますが、純音聴力検査では、低音域(1000Hz)から高音域(4000Hz)までの周波数を5〜7段階の周波数に分けて検査を行います。

そして、聴力検査の結果、db検査数値が50〜55以上の値を示すと難聴と診断される場合が多いです。しかし、聴力のレベルだけでなく、どのような難聴の種類であるか知ることが大切です。ただ、生後数カ月のお子さんに聴力検査するのは難しいでしょう。このようなケースでは、ASSRやABRなどの脳波検査をもとに聴力を推定してください。

耳かけ型を選ぶことがポイント

子どもの成長はつねに進んでいます。ですから、当然のことながら耳の中も成長しているのです。補聴器にはいくつかの種類がありますが、子どもの成長に合わせ補聴器を選ぶようにしましょう。おすすめは、耳掛け型の補聴器です。耳掛け型の補聴器は、外部機器への接続がしやすい特性があります。

また、難聴支援用のワイヤレスマスクと補聴器を接続して利用する機能にも対応しているので耳掛け方は使いやすいといえるでしょう。耳あな型もありますが、あまりおすすめができません。耳あな型は、成長期のお子さんにとって耳の形に合わなくなってしまうからです。

そして、補聴器をその都度、耳の穴に合わせ直す作業が必要になってしまいます。基本的に保証が効かないため、費用がかかるので小さなお子さんには向いていないといえるでしょう。ですから、子どもには耳かけ型補聴器が推奨されているのです。

片耳10〜15万円のモデルを選ぼう

子どもの発育は、五感の刺激を受けて脳や体も成長していきます。五感とは「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の5つの感覚のことですが、そのひとつに「聴覚」があります。しかし、聞くことができない難聴の子どもは、コミュニケーション能力に支障がでてしまいます。

ですから、幼少期では五感を刺激させ、さまざまな音を聞くことが大切なのです。あまりにも安すぎる補聴器は、選ばないことをおすすめします。なぜなら、10万円以下の補聴器は、音質を調整する機能が付いていないことが多いからです。

すると、聴力のレベルの変化が大きい子どもの時期に使用してしまうとまた、購入しなければなりません。幼少期に、さまざまな音を聞くことが大切だからこそ、雑音抑制機能など付いている補聴器は不要です。最初に購入する目安として10〜15万円の補聴器を選ぶことがポイントです。

また、3〜4年に新しい補聴器を再度、買い換える必要があるといわれていますが、お子さんの成長は人それぞれです。その都度、お子さんに適した補聴器を選ばれるとよいでしょう。

子どもの補聴器選びで失敗しないために知っておきたいポイント

子どもの補聴器の選び方には、成長に合わせて選ぶ必要があります。補聴器の値段が高いから性能が優れていると思いがちですが、お子さんには不必要な性能かもしれません。難聴をもつ子どもにとって、補聴器は第二の耳といってよいでしょう。

ですから、成長していく過程でしっかりと補聴器の機種の選び方を吟味しなければなりません。一番は、子どもの発育を考えて補聴器を選ばれるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。子どもの補聴器を選ぶポイントやフィッテイングの機能の重要性について解説いたしました。また、お子さんが安心して一日中快適に生活ができることもとても大切です。補聴器は、子どもの成長に合わせて、耳かけ型を選ぶとよいことがわかりました。子どもの発育の五感である「聴覚」は成長過程でとても重要です。そのため、お子さんの成長に合わせて定期的な買い替えも視野に入れながら、子どもに合った補聴器を選んでいきましょう。

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