補聴器は片耳で使ってもいいの?装用方法について

公開日:2022/11/09   最終更新日:2022/12/20

補聴器と聞くと両耳での使用をイメージする人が多いですが、片耳での使用も可能です。とはいえ、両耳で使用することが推奨されている補聴器。両耳で使用したほうが、耳としての機能を補える印象を持ちますが、片耳で使うときは、どのような場合なのでしょうか。両耳で使うメリットや片耳での使用が推奨されているケースについて説明します。

補聴器は基本的に両耳で使用したほうがよい

日本では、補聴器を使用している人のうち、両耳で使用している人の割合は50%前後といわれています。アメリカやドイツなどの外国と比べると、両耳で使用している人は少ないのが現状です。

しかし、補聴器を使うのであれば両耳での使用が望ましいとされています。では、どのようなメリットがあるのでしょうか。

音がしている方向がわかる

両耳に補聴器を装着すると、音を立体的に聞く事ができるので方向がわかりやすくなります。これは、両耳の聴力が上がることで本来の耳の機能である音の方向認知がしやすくなるからです。

話しかけられたとき、片耳だけではどこから話しかけられたかがわかりにくく、反応が遅れます。くるくると回って、話しかけている人を探さなければならないので不便に感じるでしょう。

両耳であれば、それをしなくても方向がわかるので、これまでと同様の振る舞いで会話ができるのです。

聞こえムラなく音が聞き取れる

両方の耳に補聴器を装着することで、聞こえる音の大きさが同じくらいになります。両耳で聞こえる音が同じくらいであれば、音が全体的によく聞こえると感じます。

両方の耳が聞こえにくくなっている場合、片方に補聴器をつけると、補聴器をつけた方の耳だけ音が大きくはっきりと聞こえます。このとき、方向とも関連するのですが、音が発生した方向によって感じる音の強弱が明確にでてしまうのです。

片方から話しかけられているのに、反対の耳に補聴器をつけているために、周囲の音が大きく聞こえてしまうことがあります。自分や、周りのものが壁となって聞こえづらく感じるかもしれません。

両耳に装着していれば、このような音の聞こえムラがなくなり、生活の不便さを感じることが少なくなります。

片耳での使用が推奨されるケースもある

両耳での使用が推奨されている補聴器ですが、片耳での使用が適していると判断されるケースもあります。機能や補聴器を使うタイミングなど、片耳で使用するほうが有益だと判断される場合なのですが、どのような例があるのでしょうか。

片耳の聴力が保たれている場合

片側の耳が健聴、すなわち不自由なく音が聞こえる状態にあれば、補聴器は片側のみ着けるだけで聞こえるようになります。

補聴器の目的は、音を聞こえやすくするだけでなく、左右のバランスを調節することも含まれています。聞こえない方の耳を、聞こえる方の耳に合わせるように補聴器を装着すれば、左右のバランスを整えることができるのです。

片耳は補聴器をつけても機能が補えない場合

病気や障害などで聴神経を損傷した場合や、聴力が完全に失われた場合は、補聴器をつけても聴力の回復が見込めないため、装着しないことがあります。聴神経が機能していないと、鼓膜が振動したときや内耳が伝導したときに音を感じ取ることができません。

補聴器はあくまでも、音を集音して波を増幅することで音を伝えるものです。したがって、音を増幅して耳に届けても聞こえるようにならなければ、コストをかけて補聴器をつくる必要がないため、片耳だけの使用でも可能という判断になります。

日常生活の場面ごとに使い分けたい場合

生活の中で、補聴器を使うとき・使わないときがある場合にも片耳で使用するケースがあります。

たとえば、電話をするときは使用しない、外出するときのみ使用するなどのケースです。近くで拾う音は、音量を上げれば聞こえることもあり、受話器から出る音を大きくすることで、不自由なく会話ができます。

外に出るときは、踏切の音や車の音、横断歩道の音などを聞いて判断する必要があります。自宅にいても生活はできるが、外に行くときは一層注意が必要になるので、このときのみ使用するというケースもあるのです。

医師と相談しながら決めよう!

両耳に装着することが望ましい補聴器ですが、片耳のみの使用を希望する場合は、医師に相談して決めることをおすすめします。病院によっては、補聴器専門医という補聴器を使用する人に、機能面・価格面などから最適な補聴器をアテンドしてくれる医師がいます。

補聴器は、難聴の程度や本人の生活によって適している形や機能が違います。パンフレットや実物を見たからといって、それが自分に合っている補聴器かどうかの判断は難しいです。

補聴器の使用を検討している人は、主治医もしくは補聴器専門医の資格を持つ医師に相談しましょう。近くに耳鼻咽喉科や補聴器専門医がいない場合は、補聴器を取り扱っているお店に行くのも方法のひとつです。

まとめ

補聴器は、両耳で使用することが推奨されていますが、片耳で使用する場合もあることがわかりました。片側が健聴で不自由なく聞き取れるとき、機能的に補聴器で聴力の回復が見込めないとき、電話や外出といった日常のシチュエーションで使い分けたいときなどがあります。

補聴器を使い始める時は、自分の難聴がどの程度で、どのような補い方をしたいのかを考えて、医師に相談することをおすすめします。近くの耳鼻咽喉科や補聴器専門医を探して相談しましょう。

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