オーダースーツの裏地の選び方は?種類や組み合わせポイントを知っておこう

公開日:2024/07/15  

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オーダースーツを製作する際、せっかくなら裏地にもこだわりたいですよね。裏地は種類や素材、織り方などがさまざまで、オーダースーツが初めての方は、どう選んだらよいか悩んでしまうこともあるでしょう。本記事では、裏地の役割から種類や素材、色柄の組み合わせポイントまで、裏地選びに関する情報を紹介します。

スーツの裏地にはどんな役割がある?

スーツの裏地は単なる裏地ではなく、多岐にわたる役割をもちます。どのような役割があるのか、詳しく解説します。

ファッション性を高める

裏地はあまり見えない部分ではありますが、色や柄にこだわることでスーツのなかが見えた時に、おしゃれな印象を与えます。

オーダースーツは色や柄の組み合わせが自由に選べるため、自分のこだわりを表現できるでしょう。

着脱しやすくなる

着脱がしやすいという実用的な効果もあります。

スーツの裏地はシャツとジャケットの摩擦を軽減するため、スムーズな着脱を可能とし、着心地にも好影響を与えます。

変色や汚れを防ぐ

裏地はスーツの内側の湿気から生地を保護し、変色や汚れを防ぐ役割も果たします。

湿気からくる影響を軽減するため、スーツの表地がより長持ちし、美しい状態を保てます。

表地の保護・補強

表地の保護と補強においても、裏地は重要です。

裏地は表地を補強して摩擦によるダメージを減らし、スーツ全体の耐久性を向上させ、型崩れを予防します。

ジャケット生地の透け防止

裏地は生地が透けるのを防ぎ、見た目を美しく保ちます。

表地しかないスーツだと、シャツとジャケットが直接擦れてしまい、生地が傷んで薄くなります。内側に着ている衣類が透けやすくなるため、裏地は重要です。

スーツの裏地の種類・素材・織り方について

スーツの裏地は、種類や素材、そして織り方によってさまざまな特徴があります。

裏地を選ぶ上で重要な情報なので、知っておきましょう。

裏地の種類

裏地の種類には「総裏」「背抜き」「半裏」の3つがあります。

ジャケットの裏側全体に裏地が施され、保温性や保湿性に優れているのが、総裏です。丈夫で型崩れしにくい特徴を持ち、真夏以外のシーズンに適しています。背抜きは背中から裾にかけて裏地がなく、通気性が良く軽量なため、夏場に最適です。半裏は背中と脇の下から裾までの部分に裏地がない仕様で、最も通気性があり軽量です。

裏地の素材

裏地の素材には「合成繊維」「天然繊維」「再生繊維」があります。

ポリエステルなどの合成繊維は耐久性に優れ、メンテナンスの必要もほとんどありません。一方で、通気性や吸湿性に劣る点がデメリットと言えます。シルクなどの天然繊維は吸湿性や肌触りが良く、高級感を演出します。しかし、デリケートなため耐久性が低いです。

再生繊維は天然繊維を加工したもので、代表的なものがレーヨンやキュプラです。吸湿性や耐久性に優れ、肌触りが良く、静電気も起きにくい特徴があります。さらに、再生繊維はツヤ感もあります。

裏地の織り方

裏地の織り方には「平織」「綾織」「朱子織」「ジャカード織り」「甲州織」の5つがあります。

平織は丈夫で摩擦に強く、プリントや加工がしやすいのが特徴です。綾織は伸縮性に優れ、シワやヨレになりにくい特徴があります。朱子織は光沢感があり、肌触りが滑らかです。また、密度が高く厚みがあるため、表地が薄手の場合の透け防止にも役立ちます。

ジャカード織りはデザインを生地に織り込むため、自然な立体感と高級感のある仕上がりです。甲州織は先染めの糸で織るため、複雑で繊細な柄や模様をあしらった生地を作れます。さらに、立体感がありながらも軽量です。

裏地の色柄を組み合わせる時のポイント

スーツの表地と裏地の色柄の組み合わせは、全体の印象やスタイルに大きな影響を与えます。

裏地の色柄を選ぶ際のポイントと、おしゃれな組み合わせの例について紹介します。

表の生地と色が近いものを選ぶ

裏地の色に迷ったら、スーツの表地と同系色のものを選びましょう。

たとえば、ネイビーのスーツなら、ネイビーまたはブルー系の裏地というように、同じ色や近い色を選ぶと全体の調和が生まれます。

裏地と表の生地で柄が違うものを選ぶ

表の生地と同じ色にして、柄を変える選択肢もあります。

たとえば、表の生地がダークグレーのストライプであれば、裏地はグレー系の無地にするなどです。同じ色でも柄を変えれば印象が変わり、控えめでありながらもおしゃれな雰囲気が演出できます。

おしゃれな表地と裏地の組み合わせ

カジュアルで陽気な雰囲気を出したい方は、ネイビーのスーツにオレンジの裏地を合わせると、爽やかでアクティブな印象を演出します。

スタイリッシュさとおしゃれさを両立したい場合には、グレーのスーツに淡いピンクの裏地を合わせれば、柔らかい印象と洗練されたスタイルを演出します。

まとめ

オーダースーツの裏地は、見えない部分ながら重要な役割を果たします。ファッション性の向上や着脱のしやすさ、変色や汚れの予防、さらには表地の保護や補強、透け防止といった実用性も担っています。裏地の種類には総裏、背抜き、半裏があり、それぞれの特性を考慮して選ぶことが必要です。素材や織り方は、合成繊維や天然繊維、平織や綾織などの違いを知り、自身の好みや用途に合わせて選びましょう。また、裏地の色柄の組み合わせも重要です。同系色や異なる柄の組み合わせにより、スーツ全体の調和やおしゃれな雰囲気を演出できます。これらの要素を押さえつつ、裏地の役割を理解し、オーダースーツをより魅力的に仕上げましょう。

 

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